スリランカの世界遺産

ほんの小さな国土にも関わらず、スリランカには7つのユネスコ世界遺産があります。
世界遺産のうち、6ヵ所は人類共通の文化財産と認められる文化遺産で、記録に記されているだけでも2千年の歴史を遡ります。7番目の世界遺産は、スリランカ唯一の自然遺産。南米のアマゾンに次ぎ世界随一の豊かな生態系を誇ります。

アヌラーダブラ – Sacred City of Anuradhapura –

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三大仏塔のあるスリランカの仏教聖地。
中央に位置するのは、都最古の寺院マハー・ビハラです。境内には北インドの菩提樹(仏陀がその下で悟りを開いたと伝えられる)を植樹したものがあり、周辺には、紀元前3世紀に建立され、仏陀の右鎖骨を祀ると言われるトゥーパーラーマ・ダーガバ、そして当時は世界第三位の高さを誇ったと伝えられるジェータワナ・ダーガバがあります。また、詩情を誘う美しい伝説を持つイスルムニヤの恋人達の像も見逃せません。

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ポロンナルワ – Medieval Capital of Polonnaruwa –

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王宮や寺院の残るシンハラ朝の都。
スリランカの歴史上第二の首都となるポロンナルワは、壮麗な宮殿を中心として閣議場や寺院、そして様々な施設が広がる壮大な都でした。
この他にも壮麗な彫刻とミステリアスな円形の姿が印象的なワタダーゲ、王の功績を全長9mの御影石に記したガルポタ、そしてランカティラカやガル・ヴィハーラの壮大で美しい仏像など、考古学的にも大変貴重な遺跡で溢れています。

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タンブッラ  – Cave Temples of Dambulla –

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5世紀後半に建設されたスリランカ芸術の都。
巨大な黒い岩山を切り崩して建立されたダンブッラは、全長約160m。歴史の王達はそれぞれの願いを込め、この岩窟寺院の拡張を重ねました。特に表情を大きく変えたのは、17世紀から18世紀のキャンディ王朝時代、内部に華やかな装飾を施した。
5つの石窟寺院の中で、最大はマハー・ラージャ・ヴィハーラ(第二窟)です。全長50m、高さ7m、奥行き25mの壮大な寺院内は、仏陀の生涯を描いた壁画で一面を覆われ、それぞれ違った表情を浮かべる56体の仏像が安置されています。

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シーギリヤ  – Sigiriya –

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シーギリヤは、標高200mの山頂に築かれた壮大な王宮。
5世紀、実の弟との壮絶な王権争いに勝利した兄カーシャパは、父王の首と共に国を手中に治めます、しかし、弟の報復を恐れ都をこの巨大な岩山の頂上へ移したのです。宮殿跡は、壮大な庭園を見渡し、左右対称の美しい沐浴場やまっすぐに伸びる水路が目をひきます。
岩山の中腹には、世界でも名高いシーギリヤのフレスコ画があり、天女であるとも、カーシャパ王の妻達でもあると伝えられる、21人の乙女達が神秘的に微笑んでいます。

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キャンディ  – Royal City of Kandy –

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キャンディは、ポルトガル、オランダと2世紀に渡り続いた植民地政策を生き、1815年、終にイギリスに陥落するまで、スリランカ最後の王朝が栄えた都でした。
人々が誇りとするダラダ・マリガワ(仏歯寺)には仏陀入滅後、燃え盛る火葬の炎から必死に守られ、インドの王子が頭髪の中に隠してスリランカへ運んだと伝えられる仏歯が祀られています。毎年7月または8月になると、国を代表するエサラ・ペラヘラ祭りが開かれます。数千もの踊り子達や百頭を超える巨大な象達が、鮮やかな電飾や刺繍で飾った衣装を身にまとい、鳴り響く伝統ドラムに合わせ街を練り歩きます。

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ゴール  – Dutch Fort at Galle –

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古くからの港町ゴールには、インド洋を見下ろす巨大な要塞、オランダ統治下であった当時そのままを残す。趣ある教会や時計台、そしてかつての暮らしの面影を残す街並みがあります。
歴史を感じさせる重厚な砦の門をくぐると、喧騒と熱気渦巻く現代アジアから、優しく穏やかな時が流れる17世紀オランダ統治下の世界へと時計の針は戻ります。狭い小道、コロニアル式の趣きある邸宅の数々並びます。

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シンハラージャ森林保護区  – Sinharaja Forest Reserve –

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スリランカ唯一の自然遺産のシンハラージャ森林保護区は、手付かずの広大な熱帯雨林です。世界有数の生物多様性を誇り、11,000ヘクタールにも及ぶ広大な熱帯雨林には鳥類だけでも130種が暮らし、うち34から36種はスリランカ固有種と言われています。哺乳類ではカオムラサキラングール、オオリス、ヒョウが代表的であり、昆虫類に至っては未だ定義も受けない無数の種が生息していると言われています。

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中央高原地帯  – Central Highlands of Sri Lanka –

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2010年7月30日、UNESCOはCentral Highlands of Sri Lanka・スリランカの中央高地を世界遺産として登録しました。
スリランカの丘陵地帯は島の南西部に位置します。認定地域には、Peak Wilderness Protected Area、Horton Plains National ParkとKnuckles Conservation Forestが含まれます。海抜2,500mに位置するこれらの原始林には、オムラサキラングールやホートンプレインズホソロリス、スリランカヒョウ(別名セイロンヒョウ)などの絶滅危惧種を含む希少価値の高い動植物が生息しています。この地域は生物多様性のホットスポットともされています。

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